電子カルテ実用診療所訪問記
プロドク、goodwill、ドクターソフト
(2000年3月up)

☆プロドク(プロフェッショナル、ドクター)の巻
使用者:大阪市鶴見区(城東区のとなり)の日比野 均先生(内科、パソコン歴10年以上、40歳代)

1,いつから導入
開業と同時に導入、1年10ヶ月の使用歴。従ってレセコンからのデーターの移行については苦労の体験がない。
2,環境
サーバーなしで受付と診察室の2台をピア to ピアで連結、
無停電装置UPSなし(ぐぇ、、ようやるね、約2年間も事故なし、痛い目にあって初めて悟るのかな???)
ピアでの連結は時々、フリーズするのでやや不便。
3,backup
MOのみ(ほんまに これだけで大丈夫?)
4,患者の感想は
あまりよくありませんでした。(今でも??最近は患者も慣れているそうです)
今は薬、処置など会計に関することだけ即入力してます、、所見欄は患者が部屋をでてから入力
やはり、リアルタイム入力は出来ないとのこと。忙しいときには診療後思い出しながら記入する。
5、導入の動機など
紙カルテのフォルダーはあります。検査、紹介状などを挟んでおくのには必要です。
電子カルテを理想としていたので、満足している。
(理想を実現するところがすごいね)
6,検査
検査会社のデーターは プロドクに 挿入可能ですが、検査項目が一致しないので今は連動していない。
会社独自のデーターフォームで立ち上げて電子カルテとは別立ての方が便利だそうです。
7,サポート
プロドクは現在は会社へ(提携の会社が福岡にもありますね)。作者の井原先生には電話で無料で対応していただけますとのことです。サポート料はなし。点数改正やバージョンup等は有料。
8、matuの感想
上記( )はmatuの独り言。
紙がないことに不安はない、、、理想が実現して、、、、の日比野先生の感想はなるほど納得!!!
診療所はマンションの1階ですべて近代的でスマート、、、電子カルテがよく似合う。
約2000件のデーターがMOで家に持ち帰れるので便利、、、、自宅でもカルテ点検とは熱心やなあ。
私のところもですが、MOで簡単に持ち出せるとなると、こりゃセクリティをどうするか考えんといかんですな。
職員のマシーンにはMOを接続できませんね。
画面はダイナと比較して どちらもアクセスですので 大きな違いは感じませんでしたが、
やはり 病名漏れチェクなど診療支援はダイナは優秀ですね。
経過一覧はプロドクの方が判りやすいが、(2号用紙形式ではないが)
紙カルテの形式の2号用紙が打ち出せないから FDへの持ち出しには?がつきますね。
(1999年12月)

☆☆グッドウイル(doctors Goodwill、mac)の巻
使用者:大阪市城東区の廣井健治先生(皮膚科、40歳代後半、パソコン歴15年以上、mac一筋)

1,いつから導入
本年(1999)5月に新規開業、
6月の保険医療機関指定後講習会での個別指導の際に、電子カルテを持ち込んで、
、、、。
これは大阪府で初めての出来事で審査委員はかなり面食らったようです。
その方面の事務官が出てきて、厚生省の通達を参照して、CDROMで保存ならいい
でしょうと言われたそうです。
その後私信を廣井先生からいただき、訂正します(ここにも来ていただいたそうで有り難うございます)。
厚生省が磁気記憶装置での保存を認める通達の書類をもってきてOKだったそうです。特にCD-ROMでの記録は求められなかったそうです
おお、、やるねぇ、、、いよいよそんな時代到来で審査風景も近未来には変わるのでしょうかね?、、、私も異議申請をして、パソコンを持ち込んでみるかななんて考えてます、、、、が、適当な例がないのです。減点されたのはなるほど納得のケースばかりなのでね。もしそういうことになれば報告します。

2,環境
mac5台、サーバーはG3、
無停電装置UPSなし(ぐぇ 先の日比野先生もそうでしたが、パソコンベテランばかりなのに、、、こりない面々やああ)
その後無停電装置は導入されたそうです

3、backup
ミラーサイト、CDROMで1ヶ月分づつ保存、MOは使用してない。

4,患者の感想は
便利そうですねと言う方があります。あまり苦情は聞きません。
出来るだけface to face を心掛けているので、点数に絡む分は即決で入力す
るけれど、患者が退出してから所見は書きます。
診療時間終了後に思い出しながら、記載することがかなりあるそうです。
この方式では1日に診れる患者数は80人までで
す。それ以上になると十分に書き込めません。(この話は大変参考になりますな、、、)
入力は
マシーンの定型入力で、しかもペンタッチ入力ですから、初心者には入りやすい
でしょうね。
それでは入力が遅いので、大抵はkeyボード入力です。

5,導入の動機は
電子カルテを理想としていたので、、、(ぐああ 格好いいこと!!!)
紙なしに不安はまったく感じない。
紙カルテを取り出す手間が省ける、カルテが行方不明にはならない。
(御意!!でもね、、、突然の停電はUPSなしやから この件は保証なしやな、、)
面積が狭いので、カルテ棚が必要ないので省スペースである。
(なるほど、、カルテ棚がない!!ほんまに無い、びびっくりや!薬局部分はすっきり!!!)

6,検査
皮膚科だから、あまり血液検査しないので 量も少ないから特別なことはしていない。

7,サポート
(matuが聞き忘れました???)

8、matuの感想
goodwillは macのデーターベース、フォースディメンションで作られている。
判りやすく綺麗な画面です。
診療所も最近の開業なのでこぎれいで、スマートですわ。
私のところは 30年を越す超お古で 電子カルテ導入に伴い、待合室だけでも
リニュウアルしようと計画中、、まずはオープン受付に変更計画中。
macだから 画像部分が充実かと期待しましたが、この部分はWINE(mac)の電子カルテと
比べてあまり綺麗便利とは思いませんでした。
皮膚科で記載が一般診療所とはかなり違います、部位の名称登録が実に詳しくさ
れているのご印象的でした。
職員もすべてフルアクセスだそうです。
院外処方ではないが、goodwill画面では院外にして一応調剤部のプリンターに処
方箋を打ち出している。調剤がgoodwill画面見ながらよりは職員はより仕事がし
易いとのことでした。保険点数は院内処方の点数に出来るそうです。
病名漏れチエックなどの診療支援システムはないようでした。
皮膚科だから、デジカメ画像は?
時間がかかりすぎるから、実行していないそうです。
私が、直接FDで保存できるsonyマビカ(約150万画素)なら、患者の病変画像
の整理(患者1人に1枚のFD)にいいのではと提案したら、、考えましょうとい
う返事でした。(1999年12月)

☆☆☆ ドクターソフト(DRS、win)の巻
使用者:大阪市東医師会の濱田 恒一 先生(眼科、40歳代後半、パソコン歴?年以上、win派)

1,いつから導入
1996年サンコンタクトの画像ファイリングシステムを導入、
1998年Oracle8 Workgroup Server R8.0.5 を作動、
1999年6月油井コンサル会社に見学行き、ドクターソフトを8月に導入、9月レセプト提出

2,環境
クライアント6台、
DBエンジンにOracle for Linux使っていろいろ実験されてます。
顧客管理システムはなかなかのもので、参考になる点も多いと思います。
それにしても濱田眼科のシステムは個人で構築してるものでは
かなりの水準です。RASをつかったオンラインサポートや、
バックアップの仕組みなど参考になるところが多いです。
ここのシステムは今後の展開も楽しみです。
6台での同時入力でもドラブル事はほとんどないそうです。

3,患者の感想は
大変好評とのことでした。

4,導入の動機は
平成10年の春に、加療中の緑内障患者さんが半年間来院せず、来院したときには片眼が、眼圧が30、視力が手動弁の状態になっていた事故がありました。患者さんが必要な定期的経過観察、加療を受けなかったことの責任の所在は、患者さん個人にあるとともに、診療に当たっていた(濱田)私にもあると考えております。このような事故を未然に防ぐためには、自動化された患者さんの管理が不可欠だと考えられます。
以上は先生のホームページから転載、
ご本人の口から聞くとなるほど納得。患者のためにが導入の動機とは理念が高いですね。

5,検査
各検査室に入力用のパソコンがあり、担当のスタッフがてきぱきと入力していくところは、
やはり、すごいなあという感想です。

6,サポート
DRSの特徴は、オンラインメンテ、、、電話代は会社持ち。
大変便利だそうです。

7、matuの感想
濱田先生の電子カルテについては、私のアンテナにかかりませんでした。インターネットの電子カルテで検索しても、出てこなくてね。濱田先生の所属されている東医師会で講演を依頼されて、初めて知ったような次第でした。私の講演のスライドの中にドクターソフトの紹介がないのでということでした。
濱田眼科は大阪市内の中心のビジネス街の8階のビルの最上階にあります。
患者さんが引きも切らずで、診療終了後にあわただしく見学させていただきました。
受付では 紙カルテが綺麗にファイリングされてびっしり。カルテ枚数は2万枚を超えるそうです。
紙カルテとの併用だそうです。電子カルテの画面の一番の印象は眼底カメラ画像が綺麗に整理されていて、そく表示されて、その画面を患者の目の前のディスプレイの画面に表示されるので、患者も納得!! 見学者のmatuも大納得。
こうしたかなりの規模の眼科診療所を見るのは初めてで、すべてが珍しく感じられ、診療所における電子カルテ運用の模範みたいでした。
私の運用しているアクセス上の電子カルテ:ダイナミクスでは、2万枚ともなると運用が難しいかもしれません(現在は7000枚)、将来的には、ここのようにオラクルの運用も視野にいれなけれが成らないかもしれません。
今までの電子カルテ見学では、ここが一番パワフルでした。
サイトは
http://www.eye.or.jp/newpage110.htm


8,これで大阪市内では、診療所で使える電子カルテ4種(プロドク、DRS、ダイナミクス、goodwill)が勢揃いです。私の周辺でぼちぼち電子カルテ運用の機運が盛り上がってきております。(2000年3月)