戌年明けましてワンワン
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本文は城医ニュース平成6年2月号に掲載したものを一部修正して復刻しております
私の愛犬物語(1) 松岡八重子
(奥田萩憲先生がキューピット?)
JD会(城東区医師会ゴルフ部)のゴルフのときに、今年(平成6年)は戌年だから、わが
家の犬について書きなさいとの岡田忠憲編集長(当時の)のご下命がありました。
何か犬のことを書いてみないか、とのお話を頂いたときは、3匹でしたのですが、現在は4匹に
なっています。
その4匹目の犬は、真っ黒のプードルで、名前を『バリ』と言います。昨年のクリスマス・イブ
の日にまだ生後2ヵ月でわが家にやってきました。
まず、バリと言う名前の由来ですが、これはバリウム(商品名バリトップ)からきています。
ちなみにわが家では犬の名前はくすりの名前からとっています。昨年末、バリトップを発
注したのですが、生憎、問屋さんが在庫を切らしたとのこと。困りまして、奥田萩憲先生
にお願いしましたところ、快く譲って頂けることになりました。それで、夕方診療所へ行
かせて頂いたのですが、その時、私と一緒に車に乗るのが大好きなトイブードルの『クロ』
がついてきました。
奥田先生のところの看護婦さんが、クロを見て「奥さん、犬が好きだったら、犬をもらって
くれない?今日の昼、患者さんが、誰か犬好きの人で貰ってくれる人いないかなと小犬を連
れてきたのよ。」と言われました。
奥田先生も「それはいい。松岡先生は犬好きだからな。」とおっしゃいます。
私も二つ返事で、「はい、いただきます。」と返事しました。先生のところの親切な看
護婦さんに、すぐその患者さんの家まで案内して頂き、バリはその瞬間、わが家の一員に
なりました。
さて、『バリ』は先輩の犬たちとも何とかうまくやっています。犬というのは、元来群
れを作って生活をしていたそうで、その群れの中で必ずボスを決めるそうで、愛玩犬の場
合はその家族の中の一人をボスと見なすそうです。わが家では、ずっと主人と私とで犬に
とってのボス争いが続いています。今のところ、私が全戦全勝で、わが家の犬たちは、私
の行くところ、まるで「民族の大移動」さながらついて歩いてくれます。主人は今度こそ
はバリのボスになるんだと、意気込んでおりました。
わが家では寝るときは、これは犬嫌いの方のみならず常識のおありの方の顰蹙を買うのを
承知で申せば、人も犬も皆一緒に寝ています。つまり、人間二人と犬四匹が同じベットで
寝ているわけです。
バリは初日、私のベットの下の所へバスタオルをたくさん敷いて、そこで寝かのですが、
何と、一人でロッククライミングよろしくベットによじ登ってきました。今まで、何匹か
の小犬を見てきましたが、生後2ヵ月で自分でベットにまで上がってさたのは、バリが初め
てです。

そこで、是非ともバリのボスになりたい主人は、バリを自分の布団に招き入れました。
バリは少しの間はじっとしていましたが、そのうち、主人の寝相の悪さにあされたのか、
布団から抜け出し、丁度二人の枕の中間ですやすや眠りました。
この時点では、まだボスの座の行方は決まっていませんでした。2日目、主人は電気バリカン
を取り出し、嫌がるバリを押えつけて、顔の毛を切り出しました。私も、まだ様子を見て
からにしたら、と一応は止めてみたのですが、思ったことは即実行の主人のことですから、
徒労に終わりました。
それからです。だんだんバリが主人を避けるようになったのは。今では主人がバリと名前を
呼ぶと、一応は喜んで(?)主人の側まで行くのですが、手の届く一歩手前まで釆ると、
必ずUターンをします。今度もどうやら勝利は私が手にしたようです。
今年が戌年で、わが家のペットが犬であった為、私のような拙い文章を掲載して頂ける
という栄誉に浴しました。もし、ペットが猫であれば、干支に猫はないのですから。どう
して、猫が干支にないのかは、前に、何かの本で読んだのですが、このような話があった
そうです。昔、神様が干支を決めるために、全ての動物に、ある時間、ある場所に集まる
ようにおっしゃったそうです。その当時は、全ての動物が皆仲よく暮らしでいたようです。
でも、どうしても干支に選ばれたかったネズミが、それまで仲の良かった猫を騙して、自
分だけ約束の場所へ一番に駆けつけたそうです。それで、干支はネズミから始まりますし、
十二支に選ばれなかった描は、それからネズミを見れば、その時の恨みから、追いかける
そうです。
まだまだ書きたいことがたくさんあります。よかったら、引き続き、お話させていただ
きたいと思っております。
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